れろおおおッ………!!

五十嵐 愛「んうッッ、んーーーーッッッ………!!!!」

五十嵐 愛「(うあ、うあッ………!! あぁ、あ、味がッ………オトコのひとの、唾液の味が、ああっ、口の中にぃっ!!)」

じゅわああぁぁッ………!!

五十嵐 愛「(くうぅぅぅんッ!! ああ、どうして、感じるッ!! あたし、キスで感じちゃってるうッ!!)」

天国に近づくような浮遊感の中で、愛はそれを自認する。

にゅぷッ………にゅるっ、ねちゃッ………!!

五十嵐 愛「(はあ、ああああッ………な、舐めてる、あたしの口の中ッ………あぁ、あたしの口の中を、唾液を、味わわれちゃうッ………!!)」

口の中で、男の舌に、唾液を掻き混ぜられる快感。

にゅるるるッ………!!

五十嵐 愛「ん、んぷうぅっ………!! んっ、んふッッ、ふぅぅッ………!!」

五十嵐 愛「(うぁ、うああッ………あぁ、し、舌と舌が、触れちゃってるッ………舌の味がしてるぅっ……!!)」

それは愛の人生で初めての、最高の陶酔だった。

???「んぷッ………んっ、ちゅるるるッ…………!」

五十嵐 愛「んっ、んんぅ!! んうぅうぅぅ〜〜〜〜ッッッ………!!」

五十嵐 愛「(ああっ吸わないで、あ、あたしのヨダレを、吸わないでぇぇっ!!)」

ぶちゅっ、ぢゅるッ…………ちゅぶぶッ………!!

五十嵐 愛「はぁ、んぶっ、んふゥッ………!! ふゥ、んうゥッ、うンッ………!!」

あまりにいやらしく、直接脳に響いてくるような粘膜の音。舌の感触。唾液の味。

そのすべてが愛の理性をトロケさせ、ウットリと気持ちのいい境地に連れてゆく。

五十嵐 愛「(はァ、ああッ………な、なんて、いい気持ちッ…………)」

夫のある身であることすらも忘れ、愛はその感動に身を任せる。

五十嵐 愛「(んぐッ………あぁ、き、キスが、こんなに気持ちのいいものだったなんて………!)」